2000年10月10日発行
1.10月は米山月間です
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公式訪問の折などに,当会への理解を深めるためのご協力をお願いいたします。
月間用資料として,各クラブへ,1999年度事業報告書,ワークブック2000,米山への寄付−ご案内−,よねやまインフォメーション2000を送付いたしました。
ご要望により,追加送付することができますので,ご利用ください。
また,当会では「米山月間卓話用プレゼンテーション」フロッピーを作成いたしました。(マイクロソフト パワーポイント97使用)日本の留学生の現状から,地区別の寄付および奨学生受入の傾向までを図式化し,アトラクティブなものに仕上げています。また,プレゼンテーションに使用しなくても,フロッピーを開けていただくだけで,当事業の概要と地区の傾向がわかるようになっています。
このフロッピーは,地区の当会実務担当者に配布いたしましたが,ご要望に応じてお送りしています。ご希望の方は,事務局:米林までご連絡ください。(Tel:03-3434-8681)
2.理事長がフランス国家功労勲章−コマンドゥールを受章
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米山記念奨学会末永直行理事長(福岡西RC)が,九州で初めてフランス国家功労勲章のコマンドゥールを受章しました。これは,フランス文化使節として来日した多くの芸術家を福岡に招いたり,福岡日仏協会の運営に携わり,長年にわたり日仏交流に尽力したことが高く評価されたものです。
この勲章は,大統領が署名する最高ランクの勲章であるとのことです。末永理事長は「勲章は福岡市民に与えられたもの。今後も日仏交流のために力を尽くしたい。」と話しています。
3.地区米山奨学委員長セミナー報告
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2000年9月7日(木)に,全国35地区の地区米山奨学委員長を対象に米山委員長セミナーが東京で開催されました。参加者は代理出席者4名を含め35名です。今回は,テーマを以下の3点に絞り,テーマ別にグループ分けをしたため,問題解決の道やその方向性が従来の自由討議よりも明らかになったようでした。
〜委員長セミナー テーマ〜
1.寄付増進
2.変わる米山奨学事業
3.米山カウンセラーと委員長の役割
「寄付増進にはガバナーの理解と協力を・・」「奨学金の地域格差のゆくえは・・」「カウンセラー選定の現状は順番制度・・?」など,工夫と広報によって改善への道が開ける問題であることも確認できました。
セミナーで述べられた意見や提言は,これからの新しい制度に反映されていくことはいうまでもありません。今後は,セミナーを含め,今までに実施したフォーラムや基礎調査等を通して実状を知り,専門委員会や多くのロータリアンから意見を徴してニーズを的確にとらえていきたいと考えます。
そして、皆様と協力して、日本のロータリー国際奉仕の特色ある米山奨学事業の発展を図りたいと願っています。
4.専門委員会報告
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毎年9月には,その年度第1回の専門委員会が開催されます。専門委員会は,財務・学務・学友・広報の4つが設置されていて,各々の担当分野について調査・研究し,常務理事会へ報告・建議しています。以下は,2000年度第1回専門委員会のハイライトをまとめたものです。現在問題となっていることは何か,それに対しどのような対処が検討されているかがわかります。
● 財務委員会
- 2000年度事業計画に遺言寄付金を制度化することを謳っていますが,制度の具体的な内容について今後引き続き検討します。現段階では,@遺言寄付金のケースがいくつか揃ってから専門家を含めたタスクグループを組織して検討する。Aモデルフォームを作成する。などの案が挙げられました。
- 当会は,ロータリアンからの寄付により運営されており,公益性の高い団体であるため,基本財産は安全確実な新発国債で,運用財産は安全性と収益性を考え10年以内の定期預金,新発国債,AA以上の社債で運用します。
- 寄付増進については,@ガバナーからのアピールが一番効果的である。A地区・クラブで目標額を設定してもらい,委員長によるPRを図り,会員の意識を高める。B奨学会の運営方針・活動目標・展望などを明確にし,情報の提供,具体的な提案をして寄付増進をはかる。などの意見が述べられました。
● 学務委員会
- 2002年4月から,当会の理念・目的に沿った新しい奨学生制度が開始されます。その制度改編に向けて,奨学金額・応募資格の再検討や,ロータリー財団と連携した奨学金制度などを検討し,常務理事会・理事会・評議員会へ上程します。
● 学友委員会
- 現在,東北地方の学友会,学友会(関西),学友会(九州)において,再編・改編の動きがあります。
- 学友・奨学生の徽章を,2001学年度から新しいデザインで作成することになり,デザインが検討されています。
- 学友会名簿が作成されました。
- 学友会モデル会則を承認しました。
● 広報委員会
- 2001年9月に新しい米山奨学会ビデオを配布できるよう,現在広報委員会で内容・スケジュールの検討がなされていますが,今回全体のコンセプトと制作会社を決定しました。
- 新しい米山奨学事業のイメージを作るため,シンボルマークを作成したらどうかとの提案に対し,@ロータリーの徽章の使用で十分である。A当事業はロータリーの奉仕活動の一環であるので,米山奨学会が独自のマークを制定する必要性を感じない。という理由から,シンボルマーク作成は見送りとなりました。
- 寄付の成果の証である奨学生・学友の活動について,日本各地の情報を収集するため,既存の学友会・地区米山奨学委員会などを拠点とし,ネットワーク作りを進めます。なお,各地から情報を送信する担当者を「地区米山レポーター」と呼称することと決定しました。
- 「ロータリーの友・よねやまだより」の編集方針を決定しました。来年5月の特集号では,地区米山奨学委員長などによる「寄付増進」をテーマとした座談会の模様を掲載することになりました。ご期待ください。
以 上
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