プロジェクト

『群馬県児童養護施設卒園生へのスーツ等寄贈』事業

目的

児童養護施設の卒園生に、社会に出ても応援してくれる大人がいることを知ってもらう。

対象(受益者)

群馬県内8児童養護施設の卒園生(前年度19名、今年度25名予定)

参加者

全クラブ会員、児童養護施設卒園生、施設関係者

費用

ニコニコBOX 700,000円

実施時期

2015年~

活動内容

2015年より群馬県内全8ヶ所の児童養護施設から巣立つ高校生を応援しようと、当クラブでは「群馬県児童養護施設の卒園生へのスーツ等寄贈事業」を「卒園生を送る会」という例会行事として、当クラブ全会員と児童養護施設関係者の方々とゲストを交え行っており、一つ目の贈物としてスーツ・ネクタイ・靴・ベルトなど一式の贈呈式、二つ目の贈物として「最後のお子様ランチ」など毎回施行をこらせた食事メニューで、各テーブルに会員・卒園生・施設関係者様をうまく配置し、会員から卒園生へ社会に出る不安を和らげるような会話をしながらの楽しい会食を行います。三つ目の贈物として会食後ゲスト様から卒園生へのエールを交えた講演を行ってまいりました。その中でも特に記憶に残っており感動した講演は、漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人の名で子供たちにランドセルを贈ってきたことを明らかにした前橋市の会社員川村正剛さんの講演でした。川村さん自身も幼少期、両親と暮らせず苦労した経験をもっており、「寂しさ、つらさ、悲しみ、それを感じた人は必ず、大人になった時に優しさに変えられる。前向きに生きて!」「つらい思いをした人は優しくなれる」など卒園生へのエールを贈ってくださいました。真新しいスーツに着替えた卒園生からは、「子供の支援を諦めないで続けていけるのは凄い、励みになった。目標を諦めずに頑張りたい。」「困難がある人は優しくなれるという話を聞いて、自分もそういう気持ちでやっていきたいと思った」と卒園生たちもそれぞれの道へ進む決意を固められたように感じました。

活動の成果

真新しいスーツを身に纏い誇らしげに巣立っていく卒園生を、全クラブ会員が目の当たりにし気持ちが洗われ、この奉仕活動を通してクラブ会員も地域に役立つロータリアンであることに誇りを持てると感じました。