ロータリーは、事業と専門職務および地域社会のリーダーにより組織された国際的団体で、特定の政治や宗教にかかわらず、すべての文化、人種、信条に開かれた組織です。ロータリアンは、すべての職業において職業倫理を重視し、ロータリアン同士の親睦を図り、その絆を基に、地域社会や職場、および世界における人道的な奉仕を提供し、世界で友好と平和を築くために貢献しています。
1905年にアメリカのシカゴで、青年弁護士ポール・ハリスが、3人の仲間と始めた相互扶助の親睦クラブを起源とし、4人が互いの事務所で輪番に会合を開いたことからこのクラブをロータリーとし、会員をロータリアンと呼びました。1910年に「全米ロータリークラブ連合会」が結成され、1912年には「ロータリークラブ国際連合会」と改称、さらに1922年のロサンゼルス国際大会において「国際ロータリー」と改称されました。
国際ロータリー(Rotary International, 以下"RI")は、世界各地のロータリークラブを会員とする連合組織であり、本部はアメリカ・イリノイ州エバンストンという、シカゴの少し北の街にあります。200以上の国と地域に約36,000のロータリー・クラブが存在し、全世界で、約120万人のロータリアンが活動しています。国際ロータリーと各クラブを結びつける管理上の機構として「地区」があり、日本は、3ゾーン・34の地区に区分され、約2,300のロータリークラブと、約10万人のロータリアンがいます。また、1989年に、ロータリークラブへの女性の入会を認め、現在、世界で145,000人以上の女性会員が活躍しています。
ロータリーの年度は7月1日~6月30日とし、各ロータリークラブは週一回卓話等による例会を開き、親睦や奉仕活動を行っています。