• ガバナーメッセージ
  • 〜世界中の子どもたちの夢をかたちに〜

     国際ロータリーの李東建(D.K.Lee)会長は、≪地球規模のボランティアネットワーク≫としてロータリーを強調しています。「絶妙なタイミングで、ここぞという場所に、これぞという援助を提供することができる」と述べています。ただし「世界中のクラブが協力し合い、私たちが持てる技能と資材のすべてを結集させるなら」ばという前置きがついています。

     全会員がロータリーの理念に共鳴すれば、当然、協力し合うわけですから、≪ロータリーの理念を学ぶ≫ことがすべての出発になると私は考えます。

     そこで当地区の目標におきまして「ロータリーの基本を学び奉仕の理想に生きる喜びを感じよう」という項目を提示させていただきました。

     李東建会長が「ここ数年継続してきた水、保健と飢餓、そして識字率の向上を本年度も続ける」という理由は、毎日、3万人もの子供(5歳未満)が、死亡している現実を直視しているからにほかなりません。発展途上地域において不衛生な環境と栄養失調が原因で、本来なら予防が可能なのに命を落としている子供たちの惨状を見ないふりをしているわけにはいかないのです。いつまでたっても極貧の連鎖から抜けることができないままでいる子供たちの環境を変えていかなければなりません。子どもたちの多くは教育を受ける機会がなく、抑圧された状況から構造的に脱出できないでいるのです。

     “夢をかたちに Make Dreams Real”というRIテーマは虐げられた状況にある≪世界中の子供たちの夢をかたちに≫ということだと受け止めます。ですから、今後3年間で1億ドルというポリオ・プラスの拠金チャレンジに、私は強く協力を呼びかけたいと思います。

     元来、ロータリーは例会を非常に大切にして来ました。例会が魅力あるクラブを支える基盤であります。その例会において、全員で≪世界中の子供たちの夢をかたちに≫するためにはどう行動していったらいいのか。十全なるご協議をいただきたいと存じます。それが魅力あるロータリアンに成っていく一つの道行であると信じております。地域への貢献も視野に入れながら、ロータリーの心と原点を深めていきたいと念願するものであります。

     今日、私たちを取り巻く状況は多くの問題を抱えています。だからこそ、より一層、ロータリーの基本を一つひとつ共に学んで行くことを心から訴えたいのです。その上で、そこにおのずから開ける、奉仕の理想に生きる喜びをお互いに実感することを深く願っているものであります。


    「世界中の子供たちの夢をかたちに」と願う会員は当然、子供や青少年のお手本でなければなりません。ロータリーの理念に従って、自分自身を律し、自らの職業のサービスレベルを高める社会の良識となることをご一緒に目指しましょう。



  • 地区目標
  • 1.ロータリーの心と原点を大切にしよう。(地区運営方針2及び4参照)
  •    1.ロータリーの基本を学び奉仕の理想に生きる喜びを感じよう。
  •    2.自らの職業のサービスレベルを高め(職業奉仕)、社会に貢献しよう。
  • 2.魅力あるクラブ創りに邁進しよう。(地区運営方針1及び3参照)
  •    1.会員の満足度と例会の楽しさを深める為に創意工夫しよう。
  •    2.新会員や女性会員が喜んで参画できるクラブ創りを目指そう。
  •    3.地域に貢献できる奉仕活動をしよう。
  • 3.魅力あるロータリアンになろう。(地区運営方針2及び3参照)
  •    1.青少年のお手本となるようなロータリアンになろう。
  •    2.ロータリー活動を通じて自分自身を磨こう。
  •    3.ロータリーの理想に共鳴する友人をクラブ内外に増やそう。
  • 4.RI第3700地区(韓国 大邸市)との研究グループ交換(GSE)を成功させよう。


  • 以上の目標をふまえ、世界中の子供たちの
    『夢をかたちに Make Dreams Real』(国際ロータリー年次テーマ)
    することに邁進しよう。

      
  • “水、保健と飢餓、識字率向上”に対する取り組みを継続し、困難な状況にある子供たちに支援の光を当てよう。そしてポリオ撲滅のための3年間チャレンジ拠金に協力しよう。

  • 数値目標
  • 1.各クラブ会員増強目標 :純増1名以上
    2.ロータリー財団への寄付目標 :1人100ドル以上
    3.米山記念奨学会への寄付目標 :1人15,000円以上
    4.ポリオ・プラスのチャレンジ拠金 :1人24ドル



  • 地区運営方針
  • 1.ロータリークラブの魅力を回復し、活性化するための支援を継続する。
  •    1.クラブ・リーダーシップ・プラン(CLP)に関する情報・資料提供を通じて、
            クラブ活性化の推進を支援する。
  •    2.自らの職業のサービスレベルを高め(職業奉仕)、社会に貢献しよう。

  • 2.ロータリーの奉仕理念に対する理解を深めるセミナーや講演を企画する。
  •    1. 5/10 地区協議会基調講演 廣畑富雄PDG(RID2700)
  •    2. 8/ 2 会員増強・新会員セミナー 藤林豊明PDG(RID2590)
  •    3. 9/ 6 四大奉仕セミナー 田中 毅PDG(RID2660)
  •    4.11/ 7 地区指導者育成セミナー 重田政信PDG(元RI理事)
  •    5.11/ 8 地区大会記念講演 渡辺和子理事長(ノートルダム清心学園)

  • 3.地区指導者・クラブ指導者に対する研修を強化し、
           各ロータリークラブがロータリーの理念を効果的に実践できるようにする。
  •    1.地区研修委員会を特別委員会とし、地区の研修サイクルの企画を立案する。
  •    2.クラブ・レベルの研修を強化するため、各RCに「クラブ研修リーダー」の任命を推奨する。
  •    3.「クラブ指導者育成セミナー」を支援する。

  • 4.ロータリー情報の共有化を促進する。特にRI情報の伝達だけでなく
           各ロータリークラブのニーズを地区やRIの施策に反映できるようにする。
  •    1.「規定審議会立法案検討委員会」を特別委員会として新設する。
  •    2.各RCには、引き続き「クラブ情報通信担当役員」
           (Club Internet Communication Officer:CICO)の配置をお願いする。

  • 5.地区組織・地区運営のスリム化・簡素化は引き続き推進し、重点的・効果的な運営を図る。
  •    1.職業奉仕部門、社会奉仕部門には委員会を配置せず、
            担当副幹事が必要に応じて各クラブへの情報提供を行う。
  •    2.ローターアクトクラブに対する支援・連携を強化するため、
            ローターアクト指導者も含めた「ローターアクト合同委員会」を新設する。