国際ロータリー第2840地区2019-2020年度ガバナー 森田 高史
2019‒2020年度マーク・ダニエル・マローニー会長は、米国サンディエゴで開催された国際協議会において、「ROTARY CONNECTS THE WORLD ロータリーは世界をつなぐ」とのテーマを発表致しました。
全てのロータリーファミリーがつながり、ロータリーネットワークのインフラが国連を含む世界とつながる、というものであります。
また、ロータリーを将来に向かって発展させていく鍵となるのは、現在の情報社会において SNSや IOTといわれる情報ツールを使いこなす若い世代であるというものです。
そうした意味から、今回初めての試みとして、世界1600人の応募の中から選出された60人(日本からは3人)のローターアクターが国際協議会に参加しました。
企業や地域社会も同様でしょうが、クラブや地区、RIにとっても、10年、20年という長いスパンで将来を展望する時、インターアクターやローターアクターを含む若い世代、次の世代の参加がない限り衰退していくことは自明のことかも知れません。
そうした意味では、近年実施された会員資格や例会頻度の緩和等はむしろ瑣末なことであり、もっとダイナミックに将来を見通して、今までの常識を覆すような、開放的な組織運営を実践したり、新しい形式のクラブを世界で誕生させる必要があるというものです。
もっと言えば「クラブのあり方を変えることがロータリーの未来を開く」ということであると感じました。
また、ジョン・ヒューゴRI事務総長は、成長したアップルと破綻したコダックを引き合いに、私たちはアップルになるのですか?コダックになるのですか?と問いかけました。
規則遵守よりも、特色あるクラブを作る。既存のクラブをサポートしながらパイオニアとなるクラブ、私たちのアイフォンになるクラブを作ろうと呼びかけました。破壊的変革によって新しい道をいく必要があるというものです。
また、バリー・ラシン本年度RI会長も、フラミンゴの中に1羽だけ色の違う、皆んなと違う方向を向いている、もっといい道があると気付いている、という写真を提示して、未来は私たちの手の中にある、ということを訴えておりました。
こうした要請をふまえ2019‒2020年度地区テーマは『クラブ イノベーション』─クラブの将来像を明確にし クラブ改革を実践しよう─といたしました。
クラブ、会員の皆様におかれましては、戦略計画を策定し、会員増強計画、研修計画を作成し、場合によっては定款や細則の変更も行うなど、クラブの将来像に向かって邁進されることを期待いたします。
地区としましても、インターアクターやローターアクターの卒業生を含む若い人たちの、特色あるクラブの創立を目指したいと考えております。
お互いに精進しましょう。
健闘を祈ります!!