委員長 町田 久
委員長 | 町田 久(渋 川) |
委 員 | 金井 修(前 橋 西) |
委 員 | 豊田 明美(高 崎) |
担当副幹事 | 岡本 謙一(高 崎) |
ロータリー財団は、1917 年にアトランタで開催された国際大会に於いて当時の会長のアーチ・C・クランフが“全世界的な規模で、慈善・教育・その他の社会奉仕の分野で、より良いことをする為に、基金を作ろう”と提案した事に始まります。
同年、26ドル 50 セントの最初の寄付が贈られて以来、最近では、年次寄付が毎年 1 億ドル以上になり、現在まで、100 万人以上がポール・ハリス・フェローとして認定されています。
当委員会は、地区の寄付目標に従って、各クラブが年次寄付と恒久基金への寄付目標を設定して、これを達成出来るように支援していきます。
恒久基金寄付に関しては、2017 年がロータリー財団 100 周年になる関係で、地区としても恒久基金寄付の重要性を理解して頂くように推進して参ります。
ロータリークラブは、世界中の地域社会で、平和の推進、水と衛生の改善、教育の支援、地元経済の促進、母子の健康改善、疾病の治療・予防といった活動にあたっている。このようなクラブの取り組みを支えているのが年次寄付による基金が年次基金である。
「年次」というのは毎年続けるということで、財団プログラムを存続させるための燃料の役割を果たしている。年次寄付は 3 年後プログラムに使われる。
年次基金へのご寄付はすべて、以下の認証の対象となる。年次寄付を推進する世界マーケッティング計画として、Every Rotarian Every Year が採択された (2004 年 5 月財団管理委員会 )。ひとり一人が、毎年、寄付してほしいという計画である。毎年クラブと地区は、年次寄付の目標額を設定することになっている。年次寄付は使途を指定しない寄付だったが、ロータリー財団グローバル補助金の 6 つの重点分野を指定しても差し支えない。(2012 年 1 月財団管理委員会決定 )
年次寄付または使途指定寄付、あるいはその合計で 1,000ドル以上寄付した人は、その後 1,000ドル寄付するごとにマルチプル・ポール・ハリス・フェローになる。2,000ドルから 9.000ドルまで 8 段階ある。大口寄付者と異なり、現金を寄付せず、認証ポイントを受け取っても、現金と認証ポイントの総額でマルチプル・ポール・ハリス・フェローになることができる。
マルチプル・ポール・ハリス・フェローで 9,000ドルの年次寄付をして、1,000ドルを恒久基金に寄付すると、大口寄付者になる。これが通常の方法である。
寄付の種類を問わず年次寄付、使途指定寄付、恒久基金寄付の合計で 10,000ドル以上寄付した人を大口寄付者という。マルチプル・ポール・ハリス・フェローの場合、現金で寄付することなく、他の人から認証ポイントをもらうことも可能だが、大口寄付者の場合、認証ポイントは加算されない。
大口寄付の表彰 : 大口寄付には 7 段階あり、米貨 1 万ドル以上、25,000ドル以上、5 万ドル以上、10 万ドル以上、25 万ドル以上、50 万ドル以上、100 万ドル以上となっている。
寄付は累積できるので、寄付者は各段階に到達する都度表彰される。地区大会で大口寄付者を表彰するようお願いする。すべての寄付額の累計が 1 万ドルを超えたときにも大口寄付として表彰する。
大口寄付者 ( 累計 1 万ドル以上 ) は毎年国際大会の財団晩餐会、ロータリー・ゾーン研究会前日の昼食会にご夫妻で招待される ( 自己負担金がある )。
2013 年 6 月 30 日現在の大口寄付者数:18,359 名 ( 内日本人は 1,441 名 )
恒久基金は、寄付の元金を使わず、収益のみプログラムに使う。
恒久基金とは管理委員会が、世界理解と平和のためのロータリー財団基金 Rotary Foundation Endowment for WorldUnderstanding(1982 年に発足 ) に代わるものとして、新たに採択した名称である。管理委員会は、この基金の目的を世界中のロータリアンによりよく理解してもうらために、「恒久基金」に改称した。つまり、元金を使わず、収益 (earnings) のみを使うということである。2013 年1月の管理委員会決定で「Permanent Fund」は「Endowment Fund」に英語が変わったが、邦訳に変更はなく、今後も「恒久基金」となる。
2025 年までには 10 億ドルの基金をつくるのが、ねらいである。ところが、既に 8 億 1,500 万ドル以上を集めたので、2025年までという目標をロータリー財団 100 周年の 2017 年に変更した。(2013 年 10 月管理委員会決定 )
年次寄付と恒久基金寄付は同時に重要であり、両方でお互いに補い合っている。年次寄付は今日の財団プログラムを支え、恒久基金は明日へのプログラムを安定したものにする。また、この違いをロバート・バース元国際ロータリー会長は「年次寄付は、毎日庭に水を撒き、花々に水分を供給するようなものです。恒久基金はいつでも水がまけるように、十分な水を用意している貯水池のようなものです」と語っている。
恒久基金に 1,000ドル以上寄付したか、遺贈の受取人としてロータリー財団を指定したことを通知した人。2,000ドル以上の現金寄付の場合、要望すれば、夫妻でベネファクターになることができる。
遺言または他の資産計画の中にロータリー財団恒久基金に寄付する旨記したことをロータリー財団に文書で通知すると、ベネファクターとして認証される。
1999 年 10 月の管理委員会で、ロータリー財団遺贈友の会の設立が承認された。ロータリアン個人または夫妻で、米貨10,000ドル以上の遺産の受取人としてロータリー財団を指名し、そのことをロータリー財団に告げるだけでよい。生前贈与も可能である。生前贈与の場合、遺贈の約束を果たした旨、書簡を送る。遺贈後の元金の利息の収益についてはシェアシステム〔50% が DDF となる〕、管理委員会の裁量〔100%WF〕、ロータリー平和センター〔100%DDF〕と指定できる。
使い道を決めて寄付するものである。ポリオプラス、ポリオプラス・パートナー、グローバル補助金の提唱側の寄付などである。個人または団体は、1 学年度間の留学費用全額を寄付することによって自己の氏名を冠した冠名奨学金 Named Scholarship を寄付することができた。寄付金額はシェアシステムの奨学金所要額と連動するが、3 年後に使うわけではない。国際親善奨学金というプログラムそのものがなくなるので、似たような内容の Term Gift( 冠名指定寄付 ) に変わった。