資金推進委員会2018-2019年度

委員長 町田  久

委員長 町田  久(渋  川)
委  員 金井  修(前 橋 西)
委  員 豊田 明美(高  崎)
担当副幹事 関口  昇(館  林)


ロータリー財団は、1917年にアトランタで開催された国際大会に於いて当時の会長のアーチ・C・クランフが“ 全世界的な規模で、慈善・教育・その他の社会奉仕の分野で、より良いことをする為に、基金を作ろう”と提案した事に始まります。

同年、26ドル50セントの最初の寄付が贈られて以来、最近では、年次寄付が毎年1億ドル以上になり、現在まで、100万人以上がポール・ハリス・フェローとして認定されています。

当委員会は、地区の寄付目標に従って、各クラブが年次寄付と恒久基金への 寄付目標を設定して、これを達成出来るように支援していきます。



  1. 宮内年度の寄付目標「1人150ドル」を達成出来るようにクラブを支援し、その進捗管理を行う
  2. マルティプル・ポール・ハリス・フェロー「MPHF」 分区当たり20名以上
  3. 大口寄付者メジャードナー「MD」         地区で5名以上
  4. ベネファクターまたは遺贈友の会会員       1クラブ当たり1名以上
  5. ポリオプラス                  1人当たり30ドル以上
  6. 寄付実績の広報を実施し、記録を行う
  7. 当地区におけるDDFの管理・記録・広報を行う
  8. 財団の運営に関してのロータリアンの教育を行う
  9. 寄付者に、ポール・ハリス・フェロー・マルチプル・ポール・ハリス・フェロー・ベネファクター・大口寄付者「MD」の認証が適切に行われるよう、地区での寄付者認証行事を行う
  10. 地区研修・協議会や地区ロータリー財団セミナー等の設営に協力する

年次基金(AF)  Annual Fund

ロータリークラブは、世界中の地域社会で、平和の推進、水と衛生の改善、教育の支援、地元経済の促進、母子の健康改善、疾病の治療・予防といった活動にあたっている。このようなクラブの取り組みを支えているのが年次寄付による基金が年次基金である。


年次寄付  Annual Giving

「年次」というのは毎年続けるということで、財団プログラムを存続させるための燃料の役割を果たしている。年次寄付は3年後プログラムに使われる。

年次基金へのご寄付はすべて、以下の認証の対象となる。年次寄付を推進する世界マーケッティング計画として、Every Rotarian Every Yearが採択された(2004年5月財団管理委員会)。ひとり一人が、毎年、寄付してほしいという計画である。毎年クラブと地区は、年次寄付の目標額を設定することになっている。年次寄付は使途を指定しない寄付だったが、ロータリー財団グローバル補助金の6つの重点分野を指定しても差し支えない。(2012年1月財団管理委員会決定)

  • Every Rotarian Every Year
  • 「財団の友」会員
  • ポール・ハリス・フェロー
  • ポール・ハリス・ソサエティ
  • メジャードナー
  • アーチC.クランフ・ソサエティ

マルティプル・ポール・ハリス・フェロー(MPHF) Multiple Paul Harris Fellow

年次寄付または使途指定寄付、あるいはその合計で1,000ドル以上寄付した人は、その後1,000ドル寄付するごとにマルチプル・ポール・ハリス・フェローになる。2,000ドルから9.000ドルまで8段階ある。大口寄付者と異なり、現金を寄付せず、認証ポイントを受け取っても、現金と認証ポイントの総額でマルチプル・ポール・ハリス・フェローになることができる。


大口寄付者(MD) Major Donor

マルチプル・ポール・ハリス・フェローで9,000ドルの年次寄付をして、1,000ドルを恒久基金に寄付すると、大口寄付者になる。これが通常の方法である。

寄付の種類を問わず年次寄付、使途指定寄付、恒久基金寄付の合計で10,000ドル以上寄付した人を大口寄付者という。マルチプル・ポール・ハリス・フェローの場合、現金で寄付することなく、他の人から認証ポイントをもらうことも可能だが、大口寄付者の場合、認証ポイントは加算されない。

大口寄付の表彰:大口寄付には7段階あり、米貨1万ドル以上、25,000ドル以上、5万ドル以上、10万ドル以上、25万ドル以上、50万ドル以上、100万ドル以上となっている。

寄付は累積できるので、寄付者は各段階に到達する都度表彰される。地区大会で大口寄付者を表彰するようお願いする。すべての寄付額の累計が1万ドルを超えたときにも大口寄付として表彰する。

大口寄付者(累計1万ドル以上)は毎年国際大会の財団晩餐会、ロータリー・ゾーン研究会前日の昼食会にご夫妻で招待される(自己負担金がある)。

2013年6月30日現在の大口寄付者数:18,359名(内日本人は1,441名)


恒久基金(PF) Endowment Fund

恒久基金は、寄付の元金を使わず、収益のみプログラムに使う。

  • 現金(できれば年次寄付より多額の寄付)
  • 遺贈友の会
  • 年金

恒久基金とは管理委員会が、世界理解と平和のためのロータリー財団基金 Rotary Foundation Endowment for World Understanding(1982年に発足)に代わるものとして、新たに採択した名称である。管理委員会は、この基金の目的を世界中のロータリアンによりよく理解してもらうために、「恒久基金」に改称した。つまり、元金を使わず、収益(Earnings)のみを使うということである。2013年1月の管理委員会決定で「Permanent Fund」は「Endowment Fund」に英語が変わったが、邦訳に変更はなく、今後も「恒久基金」となる。


恒久基金の目標  (Goal of Endowment Fund)

  • ロータリアンが、地域で、また海外で、人道的活動を成功させることができるよう援助すること
  • ロータリー財団のプログラムを支援すること
  • ロータリー財団プログラムの需要の拡大に応えるため、収入が途絶えることのないようにロータリー財団の力強い未来を確実なものにすること(2009年10月管理委員会決 定)

2025年までには10億ドルの基金をつくるのがねらいである。ところが、既に8億1,500万ドル以上を集めたので、2025年までという目標をロータリー財団100周年の2017年に変更した。(2013年10月管理委員会決定)

年次寄付と恒久基金寄付は同時に重要であり、両方でお互いに補い合っている。年次寄付は今日の財団プログラムを支え、恒久基金は明日へのプログラムを安定したものにする。また、この違いをロバート・バース元国際ロータリー会長は「年次寄付は、毎日庭に水を撒き、花々に水分を供給するようなものです。恒久基金はいつでも水がまけるように、十分な水を用意している貯水池のようなものです」と語っている。


ベネファクター  Benefactor

恒久基金に1,000ドル以上寄付したか、遺贈の受取人としてロータリー財団を指定したことを通知した人。2,000ドル以上の現金寄付の場合、要望すれば、夫妻でベネファクターになることができる。


遺贈 Bequest

遺言または他の資産計画の中にロータリー財団恒久基金に寄付する旨記したことをロータリー財団に文書で通知すると、ベネファクターとして認証される。


遺贈友の会  Bequest Society

1999年10月の管理委員会で、ロータリー財団遺贈友の会の設立が承認された。ロータリアン個人または夫妻で、米貨10,000ドル以上の遺産の受取人としてロータリー財団を指名し、そのことをロータリー財団に告げるだけでよい。生前贈与も可能である。生前贈与の場合、遺贈の約束を果たした旨、書簡を送る。遺贈後の元金の利息の収益についてはシェアシステム〔50%がDDFとなる〕、管理委員会の裁量〔100% WF〕、ロータリー平和センター〔100% DDF〕と指定できる。


使途指定寄付 Restricted Giving

個人または団体は、1学年度間の留学費用全額を寄付することによって自己の氏名を冠した冠名奨学金Named Scholarshipを寄付することができた。寄付金額はシェアシステムの奨学金所要額と連動するが、3年後に使うわけではない。国際親善奨学金というプログラムそのものがなくなるので、似たような内容のTerm Gif(t 冠名指定寄付)に変わった。



 

「インスピレーションになろう」
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