ロータリーの設立当初の目的は親睦と相互扶助でしたが、ロータリーが発展するにつれ、その関心も、職業奉仕や恵まれない人々への援助へと広がりました。こうしたロータリーの人道的精神とその実践をもっとも良く表しているのが、「超我の奉仕」と「最もよく奉仕する者、最も多く報いられると」という標語にまとめられています。
地元地域から国際社会にいたるまで、ロータリー・クラブが取り組める有意義なプロジェクトは無数にあります。地域社会のニーズ調査の他、クラブが奉仕プロジェクトに取り組む指針として、RI理事会は、世界規模で懸念とされている「奉仕の機会の項目」と呼ばれる9つの重要事項を特定しました。危機下の児童、障害者 、保健、国際理解と親善、識字および計算能力の向上、人口問題、貧困と飢餓、環境保全、都市部の懸念、がこれにあたります。他に、RI会長は毎年、強調事項を選び、これを促進・支援するため、世界規模の支援グループを任命致します。
ロータリーの奉仕活動はクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、 青少年奉仕の五大奉仕部門を基盤にして行われています。
国際ロータリーは、ロータリアンがそれぞれの地域社会におけるニーズに応え、また世界中の人々を支援することを目的とした、プログラムおよび奉仕の機会を設置しています。国際ロータリーのプログラムについてはこちらを参照下さい。
ロータリー財団国際ロータリーには、ロータリー財団が併設されており、 地域レベルから国際レベルにいたる全てで、人道的奉仕活動と教育的・文化的交流を通じて、ロータリーの綱領と使命である、世界理解と平和を推進する非営利組織です。ロータリアンや、ロータリーの理念を共有する財団支援者の方々からの自発的な寄付のみによって支えられています。クラブおよび地区は、世界中で有意義なプロジェクトを実施するために、財団補助金を申請することができます。きれいな水の手に入らない村に井戸を掘るための資金の援助、環境保護、次世代を教育するための奨学金の提供など、ロータリアンは、補助金とプログラムを活用することによって、第一目標であるポリオの撲滅をはじめ、世界中でのロータリーの人道的使命に力を注ぐことができるのです。
“日本ロータリーの父”米山梅吉氏(1868-1946)の没後、彼の功績を偲び、東京RCで始められた「米山基金」を基に、全国ロータリークラブの合同事業として広がり、1967年7月には、文部省(現文部科学省)よる財団法人の認可を得ました。日本で学ぶ外国人留学生、特にアジアから一人でも多くの留学生を迎え入れ・支援し、”平和日本”の理解と、互いの信頼関係を築く為の国際奉仕事業です。これまでに支援した奨学生は123か国1万8,648人(2015年7月現在)を超え、日本の民間奨学財団では最大規模です。
主な奉仕事業ロータリーの奉仕事業は財団補助金に関わるものや、国際ロータリーのプログラムに基づくものを含め、多くの有益な人道的支援行っています。その中には、ポリオ撲滅、世界平和、識字率向上、安全な水を手に入れる為の活動等、全世界のロータリアンが継続的に協力して取り組んでいるプログラムが含まれます。
それぞれの詳細については下記をご覧下さい。