沼田ロータリークラブ



社会奉仕委員会 2012−2013年
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社会奉仕委員会 第1回出前講座

 社会奉仕委員会では、第1回目の出前講座を 7月 9日に沼田市立沼田東中学校全校生徒196名に行いました。
詳細は下記の通りです。

  1. 日時 平成24年 7月 9日(月) 午前 8時15分〜
  2. 対象 沼田市立沼田東中学校 全校生徒 196名
  3. 講師 綿貫 利彦  ワタヌキファーム 農業
  4. 演題 「チーム、仲間、そして、絆」
  5. 内容
     おはようございます。沼田ロータリークラブから派遣されてきました昭和村の綿貫利彦と申します。
    私は野球が大好きです。小さいときから野球を一生懸命にやってきました。今日は、野球の話と農業の話を 絡めてお話ししたいと思います。
     小学校・中学校時代、そして、社会人になってからも野球をやっています。皆さんの中に野球部員の方はいますか。(野球部員が手を挙げる。)何人かいますね。利根・沼田は結構野球が盛んです。けれども、まだ、
    利根・沼田から甲子園に行った高校はないのです。利根・沼田で初めて、私たちのチームが甲子園で野球をやってきました。6月28日に…。野球をしている人にとって、夢のようなことです。沼田ロータリークラブという
    チーム名で行ってきました。夢が叶ったのです。甲子園で使った野球ボールをもってきました。甲子園の土が付いております。いつか甲子園に行けるように、誰か野球部の人に差し上げましょう。(野球部員に投げる。)
     仲間は大切だと、野球でも仕事でも思っています。私はレタスを作っています。今朝も3時起きでレタスを収穫してきました。この時間までに、レタスを切って箱に詰めてきました。チームでやっています。 野球と同じです。「切る人」「詰める人」「運ぶ人」「それを出荷する人」そして「次の段取りをする人」。 チームプレーで、一人一人、それぞれの役割があります。メンバーは9人ぐらいいます。その仲間と助け合ってやっています。
     沼田東中学生も、これからどんどん大きくなって、高校へ行ったり大学へ行ったり就職したりすると思いますが、仲間を大切にしてください。皆さん、一人一人、体も顔も違うように、それぞれにそれぞれの役割があるのです。その役割を一人一人がこなしていくと、農業に限らず、うまくいきます。チーム・プレー、チームワークはとても大切だと思います。みんなは部活動やクラスが違っても、絆(きずな)を大切にこれからも生きていってほしいと思います。
     話は、甲子園に戻りますが、全国組織のロータリークラブの大会でした。東日本大震災復興支援ということで、寄附金等を集めながら大会がもたれました。そのとき、絆というお話になりました。絆を訓読みすると、「ほだされる」となります。自分が誰かに影響されて、あまりやる気がなかったのだけれど、やってみようかなと思ったとき、積極的に推し進めてくれた人を○○さんとして、「○○さんに絆(ほだ)されて、□□をやりました。」と使います。「絆(ほだ)される」はある意味、お節介的なところがあるのです。人に関与してみたり…。でも、よい意味でのお節介は、人を幸せにしていきます。
     チームメートは大切だなと、野球の面でも仕事の面でも感じました。部活動、学級、これからの人生の先々において、皆さんには、「チーム」「仲間」「絆」を大切にしてもらいたいと思います。「あのとき、ああやればよかった。こうやればよかった。」と、自分自身を振り返ることがあります。「後悔先に立たず」ということわざがあります。後で悔やむのです。「やろうかな」とか「言おうかな」とか迷ったときは、やっちゃった方がいいと 思います。言っちゃった方がいいと思います。やっちゃったり言っちゃったりするといやな事があるかもしれないけれど、後で反省して直せばよいことなのです。最後に、皆さんに、別の角度から、一つ言葉を贈って終わりにしたいと思います。先日、インドに行ってきました。インドはこれから急成長する国です。インドにはガンジーさんという有名な方がいます。ガンジーさんは「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」という言葉を残しています。「明日が最後の日だと思って、今日を一生懸命生きなければいけないよ。手を抜いていたら終わっちゃうよ。」「明日、死ぬかのように今日を生きなさい。ずっと生き続けると思って学びなさい。」と言っています。この言葉を最後に贈って、今日の朝礼を終わりにします。

  6. 感想
     綿貫様にはご多用のところ本校の生徒たちのためにお越しいただき心から感謝しております。
     生徒たちは、お話を聞いて、「チーム・プレー、チームワークの大切さ」「仲間の大切さ」「チームでは、一人一人、それぞれ違う役割があり、それぞれがその役割を果たすことの大切さ」を実感したことと思います。
     そして、その役割を果たすためには「よいお節介をすることが大切であり、そのことにより仲間との絆が深まること。」「やろうかやるまいか迷ったときは、まずはやってみること。そして、うまくいかなかったら、反省して直せばよいこと。」「今を全力で生きること。」等を学ぶことができました。今日は、自らの経験を基に分かりやすくお話していただき、どうもありがとうございました。今後も大所高所から のご指導をお願いするとともに、沼田ロータリークラブの今後の更なるご活躍をお祈りいたします。