社会奉仕委員会では、第3回目の出前講座を10月22日に沼田市立沼田東中学校全校生徒196名に行いました。
詳細は下記の通りです。
- 日時 平成24年10月22日(月) 午前 8時15分〜
- 対象 沼田市立沼田東中学校 全校生徒 196名
- 講師 宮内 明彦 株式会社世田谷川場ふるさと公社 取締役 営業部長
- 演題 「人と人との交流、そして、社員・家族・地域の幸せ」
- 内容
- 世田谷区民健康村事業について
- 世田谷区は今は大都市で、田んぼとか畑とか昔の田園風景を求めることができなくなってきた。世田谷区の子どもたちはふるさとをもたなくなってきた。そこで、第二のふるさとを求めようというのが世田谷区民健康村事業である。
- 候補地として52の市町村があがり、書類審査、実地考査等を行い、最終的に川場村と決まった。
- 川場村に決まった理由は、「観光地化されていなかったこと」と「農業地帯であったこと」である。
- 川場村の村づくりについて
- 川場村役場、株式会社世田谷川場ふるさと公社、株式会社田園プラザ川場の行政と株式会社二社が両輪となって村づくりを進めている。
- 会社の目標について
- 会社の目標は、務めている社員の皆さんとその家族、地域の人たちが幸せになることである。
- 会社だけがもうかればいいとか、会社がつぶれなければいいというだけでなく、そこに務めているみんなが幸せを感じることが一番大切なことである。
- 会社をつくって27年になるが、まだ、目標は達成されていない。でも、ずっと追い求める目標である。
- 会社で行っていること
- 世田谷区民と川場村民との交流を行っている。
- 例えば、レンタアップルという事業を行っている。これはリンゴの木を1年間お借りして、農家の方々と交流しようという事業である。
- 春には花摘みがある。リンゴの花は一箇所に五つの花をつける。一番真ん中の花を残して四つを摘み取る。その花摘みを区民が実際に農家の人に教えていただきながらやる。草刈り、草むしりなどを行い、最後に、赤いリンゴの実を収穫する。すると、リンゴに愛着を感じてくる。
- 人と人との交流、それから、人と地域との交流、地域と地域との交流、グループや団体同士の交流。要は始めて会う方々と始めて受け入れる村の皆さんとの橋渡しをするのが私たちの仕事である。
- 最後に
- 交流がキーワードになって、今の川場がある。
- 私たちの会社は「社員とその家族、地域社会をどれほど幸せにできるか」その目標に向かって日々事業を展開している。
- 感想
宮内様にはご多用のところ本校の生徒たちのためにお越しいただき心から感謝しております。
生徒たちは、お話を聞いて、「自然保護」「田園風景」「ふるさと」「人と人との交流」「自分に関わる人たちの幸せ」の大切さを実感しました。
また、生徒たちは「会社を運営するには、会社の利益だけを追求するのではなく、社員、その家族、地域の人々の幸せをも目指すことが大切であること」「自分の周りにあるものを、うまく活用することによって、人生が変わってくること」を学び取りました。
今日は、経験を基に分かりやすくお話しいただき、どうもありがとうございました。
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